2009年12月23日

クリスマスセーター

寒い冬。。
温かい日差しが家の中に入ってくる午後・・
コタツで読書。。


クリスマス・セーター
グレン ベック
宝島社
売り上げランキング: 77995
おすすめ度の平均: 4.5
4 悔しいくらいのピュアネスは、今しかない。
5 悩めるひとに贈りたい
4 本当に大切なものとは。。。。




子供達とクリスマスプレゼントを買いに行った日に偶然みつけた赤い表紙のこの本。

クリスマスにぴったりだと思って買いました。

”全米80万のベストセラー、クリスマスにまつわる感動小説です。貧しい母子家庭に暮らす12歳の少年エディは、今年こそ念願の自転車を貰えると期待しますが、母からの贈り物は手編みのセーターでした。

小さな不満をきっかけにおきる大きな悲劇…。悲しい現実から「本当に大切な物」を学ぶ、切なくも温かい涙の物語。文体は明快ながら、人情の機微の描写には深みも。

忙しく冷たい現代の中で、温かさに触れたいすべての人にお勧めです。 ”

読んでいくといくつかの言葉が心に刻み込まれました。

「人はみんな、ほしいもののことばかり考えていて、今の自分がどれだけ幸せか気づかないものなのよ。自分の悩みを忘れて、他人が悩みを忘れるのを手助けして初めて、どれだけ自分が恵まれているかが見えてくるの」

「つらいつらいと不満を言うこともできる。自力でなんとかしないとしょうがないと気がつくこともできる。幸せになるのか、みじめな生き方をするのか、それは自分で選ぶものなのよ。なにかが人生を変えてくれるなんてことはない―― セーターだって自転車だって」


「人はだれでも試練に立ち向かっておる。その試練がふつうより大きい者もいる。試練はわしらをきたえ、先へと歩きつづける強さを与えてくれる。それはわしら自身のためだけではない。この先の道で出会う人々のためにもなる。神さまがわしらにどんな試練を与えようとなさっているのか、まだわからん。。だがわしらはそれを克服できるはずじゃ。エディ。神さまは決して、必要な力と知恵を与えずにわしらを放りだしたりはしない」


「エディ、おまえは自分がほしいものと、自分に本当に必要なものをはきちがえてはおらんか。もちろん、ほしいものがいつでも手に入るわけではない。だがな、近頃のおまえは、ほんとうに必要でないものばかりをほしがっている」


「ときどきここに考えごとをしにくる。だれでも考えごとをしに行く場所が必要なんだ。大切なのは静けだ。真実のささやきというものは静けさの中でのみ聞こえる」


「だから人は静けさが苦手なのかもしれない。静けさの中にいると考えさせられる。考えているとなにもかもが他人のせいではないことに気づかされる」

「いいかわれわれ人間はみんな、ふたつの部分からなりたっている。ひとつは考える自分、もうひとつは、感じる自分だ。ふつうは、このふたつがバランスよく働いている。しかし人生には、ひどくつらいことが起きて、片方をがもう片方を打ち負かしてしまうことがある。」

「ほとんどの人間が、人生のある時点でこの場所に立つことになる。人が闇に怯えるのはその向こうが見通せないからだ。嵐の向こうになにが待っているかが見えたら、本当は自分が”うち”のすぐそばにいることにきづくのだが」


「・・・・人生は安全なものではない。人はまちがいや失敗をくりかえすことで成長し本当の人生を生きるんだ。・・・・」


「神さま、与えてくださったすべてに感謝します。みんなで過ごせる時間に感謝します。クリスマスの奇跡に感謝します。罪をつぐなってやりなおすチャンスをありがとうございます。いつも自分が”だれ”なのか忘れずにいられるように、自分の嵐を切りぬけていく力があると信じていられるように、おみちびきください。アーメン」

「クリスマスにわれわれはキリストの誕生を祝う。だが、ときおりクリスマスの本当の意味を見失ってしまう。キリストの誕生に特別な意味があるのは、生まれた子どもがのちにすばらしい人物に成長し、役割の最後に特別なことをなしとげたからである」


心に響く言葉をあげましたが、本当に考えさせる本の内容でした。
クリスマスに家族が揃って温かい食事をとってみんなの笑顔がみれる幸せを感じたいです。

この作者はグレンベックといってアメリカのテレビ、ラジオで活躍するキャスターです。

明後日はクリスマス。
みんなに喜びと感謝と奇跡が起きますように。。


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posted by tyaki at 10:06| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする