2015年02月18日

非常時に備えて。。

日曜日は消防団の研修に三木の消防学校(兵庫県広域防災センター)にいってきました。

この日は平成26年度第2回女性消防団員技術研修会でした。
県下各地から女性消防団員が参加し、救急講習会で、心肺蘇生、AEDの使い方を復習し、防災体験では、起震車体験、耐熱耐煙訓練室体験(スモーク体験)、ロープ結索をしました。

心肺蘇生は何度も何度も今までの講習会でやったのに、場所が変わり、メンバーが変わると緊張・・・・(T_T)
順番や声掛けを間違ってしまいました。
人がしているのを見ながら、しっかりと復習。
AEDの使い方はなんとかスムーズに出来たかな。。。(笑)

何度も何度も繰り返し復習ししっかりと体が覚えるまで何度もしないといけないなぁと。。


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班分けされてたので同じ伊丹からのメンバーとは一緒ではなく他の地域の人達と交流しながら学んできました。お昼も一緒に食べて午後からの防災体験も一緒に。。

午後最初は何度もやってたのにまだ忘れてしまってたロープワーク。


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本結びは完璧!だけど小型船舶試験にも出たはずで覚えたはずの舫い結びがどうしても出来なくて・・・(T_T)
(これも日々は使ってないから忘れちゃうのでしょうか・・・(^^;;舫い結びがは船の係留に使います)
1時間があっという間に。。。
(舫い結びはまた夫(船舶整備士)にしっかりと教えてもらいます・・・(^^;;)

次は耐熱耐煙訓練室体験(スモーク体験)。
充満している煙(今回は水蒸気)の中を迷路になってる真っ暗な部屋の中を進んで出口まで行きます。
暗さの恐怖、煙(水蒸気)の暑さ、そして抜け出せない焦りを経験してきました。

最後の起震車体験は昼食後2時間ほど経ってるのにも関わらず気持ち悪くなりました。
縦揺れ、横揺れ、複合、震度7はこんなに恐ろしかったのか・・と思う程でした。


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この研修会で、同じ志を持つ仲間同士知識と技術の向上と連携と、なにより復習の大切さを感じました。

そして昨日は、伊丹市・消防局・消防団主催の「防災記念日」自主防災リーダー推進大会に行ってきました。


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シニアメインでしたが、高齢者社会と言われていますが、その高齢者達がとっても活躍出来る場があること。
それが非常時の支援。という講演会。
兵庫県立大学防災教育センターの室崎さんのお話。

災害リスクについて話されていました。
災害の多様化(地震・洪水・台・雪害などの天変地異、インフルエンザ・BSE・口蹄疫・食中毒などの生物感染、溺死事故・危険物災害・群集事故・イベント災害などの過失事故、放火・誘拐・殺人・テロなどの犯罪)

1つ例えるなら、大雨の洪水による土砂崩れは山が荒れて地盤が緩んでいる。それが大災害を起こしうることに。また危険物災害は経済の停滞によって、新しいタンク等が建てれず古いものを長年使っていると老朽化で油が漏れたり、地震等で倒壊する。


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南海地震等がなぜ30年以内に起こると言われているのか。。
過去の地震の統計によるものだそうです。

社会状況の変化 日本は阪神淡路大震災前後から、高度成長期から安定成長期へ、人口増大期から人口減少期へ、社会状況が大きく変化しつつある。
(少子高齢化社会・小さな政府(広域合併等)・地域コミュニティの衰退・自由時間の減少)
結論から言えば元気な老人になること。元気でイキイキと社会を支えること。
合併等に伴う行政の力の衰退(平常時はOkでも非常時には足りなくなる)
地域コミュニティが弱ってきているので地域コミュニティの向上が必要。
自由時間(昔は大学生は時間があったが最近は殆ど無い)大学生のボランティアの率も低い。
自由時間があるのは60代70代のシニア層。
昔と比べて高齢者といえども元気な高齢者が増え、高度成長期に活躍した知識と知恵を発揮できる場がある。
それがボランティア。

災害ボランティア活動や地域防災活動などでシニア世代が大きな役割を果たしてる。この社会性をもった能動的な力や取り組みを引き出すことが社会の減災にも高齢者の老化防止にも役立つ。

減災とは。。被害を減らす・対策する
(大きな自然に対する小さな人間)
被害の引き算を対策の足し算に。。
時間の足し算
例えば。。風邪になって薬を飲む←風邪にならないようにしておく
応急だけではなく、事前、事後の取り組みも大事。災害の体験を減災文化として地域の中で承継し、それを次の災害に活かすことが大事。

空間の足し算
大きな空間レベルの対策に。小さな空間レベルの対策を足しわせる。
地域密着型の防災=地域での安心なまちづくりこそが減災の基本(地域見守り隊・復興まちづくりの支援)

人間の足し算
多様な減災の担い手の力を、自律連携や補完互助の原則で合算する。
(世代を超えた連携(それぞれの時代の良さを活かし連携する)・立場を超えた連携)
行政や住民だけではなく、NPOや学校、事業所、社協、生協、農協、消防団、民生委員などの力を合わせる、減災協働の正四面体(コミュニティ・行政、企業、NPO)

手段の足し算
多様な対策を有機的に組み合わせる
ハード面だけではなくソフトもヒューマンも。。
防災教育など(教育・伝承におけるシニアの役割・学校等での語り部ボランティア等)

シニアボランティアの意義
シニア自身からみると、生きがい・介護予防。社会から見ると、自由時間を社会貢献に・豊かな経験や専門性を活かす・高齢者相互の共感性

などなど。
結論言えば、高齢者社会といえども元気で長生きそして専門性を持つ高齢者を地域の支えにしましょうってことだと思います(^^;;
メモと資料を見ながら書きましたが、だいたい分かりますか?(^^;;

ここは伊丹なので地域間交流もすくない(ほとんどない?(^^;;)です。
淡路だと隣のおばちゃんおっちゃんともよく話していました。
田舎のような地域交流があればもうすこし地域コミュニティも向上するかな。。
もちろん田舎の悪い面もあるけれど(噂はすぐ広がるとか。。。)他者との距離が短い田舎の温かみも都会ではもう少し必要かな。。

元気で長生きしている高齢者が地域を盛り上げていってください!!

ということで非常時の備えは今からしっかりと築いていく必要があるってことですね。。



posted by tyaki at 17:04| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする