
会場では6箇所で色々なセミナーが行われていました。
私のお目当ては防災士の研修会でもお世話になった室崎益輝氏のセミナーでした。

”次の巨大災害に備える”
地震だけではなく大雨にも注意

大規模水害タイムライン
災害が問いかけていること
正しく学び、正しく恐れ、正しく備える
1,教訓を学ぶ
被災の教訓だけではなく復興の教訓も
学ぶだけでなく、伝える、生かすことも。
2,危険を知る
未知の危険や最悪の事態についても
悲観的に想定し、楽観的に準備する
敵を知るだけではなく己を知ることも忘れずに
メモ書きですが。
100万個の住宅がなくなり、20〜30万人がなくなる
火葬が追いつかなくなり土葬になる
仮設→維持管理→空き家
☆何から学ぶのか
過去の経験からも、復興の経験からも学ぶ
失敗の経験からも成功の経験からも学ぶ
日本の経験からも海外の経験からも学ぶ
いかに学ぶか
いつか我が身にという危機意識を持って”わがこと”として学ぼうとすることが大切
1地域の違い、時代の違い、時季の違いを考慮して学ぶ
2災害のサイクルや時系列展開に関して学ぶ
3被災や減災の原因がどこにあるか着目する
4被災者の声に耳を傾けて学ぶ
何を学ぶか

関東大震災の教訓
油断大敵・用意周到・臨機応変
阪神・淡路大震災の教訓
危機管理・事前減災・自律連帯(自助・共助・公助も)
東日本大震災の教訓
最悪想定・多重防禦・広域連携
直接死50 関連死200
南海トラフ巨大地震
直接死 20万(例) 関連死80万
避難所の環境が悪いから関連死が増える
過密・不潔・プライベートなし
炊き出し
昔はOK 今は中毒死を心配して禁止
暖かいその地域の食べ物での炊き出し
か
冷たいコンビニおにぎりやコンビニ弁当
どっちが心にも体にもいいか?
食べ物が最悪
非常食の存在はありがたいが毎日同じような食べ物を毎日食べ続けることはできるのか?
避難所に逃げない理由
↓
・きたない
・生活しにくい
災害の時代
自然の凶暴化と社会の脆弱化が同時に進行しており、大規模災害や未経験の災害が相次ぐ時代にあることを認識する
・地震の活動期
・異常気象の進行
・少子高齢社会
・防災態勢の劣化
豪雨と土砂災害の動向

正しく知識を
昔から地震が来たら机の下に!
それは昔のちゃぶ台のような頑丈な脚の机であって
脚の細い机の下に逃げても意味がない
マニュアルだけではなく臨機応変に対応
事前減災
他人事だと思わないこと
家具の固定が当たり前
どこでも地震は起きる
この先50年は何が起きてもおかしくない時代
・風呂で溺れ死ぬ人の数の増加の要因は
独居老人・単身赴任・一人暮らし・母子家庭・父子家庭
など一人暮らしが(一人でいる時間が長い)が多いから
昔は「おじいちゃんのお風呂長くない?みてきて?」と家族が気にかけてくれていた
今はそれがだんだんと減ってきている
核家族化



人口減
驚きの日本の人口ピラミッド推移
社会的つながりの衰弱
・あなたは町内会にはいっていますか?
数字の話
平均200は20〜2000
幅がある
火事が起きても200件ぐらいなら消すことが可能
200件越えたら?
その時どうする?
揺れ=倒壊
火災≠倒壊
(率)
防災と減災の違い
科学技術を信じている=防災=0
自然に太刀打ち出来ないのでできる範囲で=減災=0に近づける
防災対応の転換
人間の弱さを知る(減災)

事前減災の取り組み

人間復興の取り組み

自律連帯の取り組み

医=医療 職=仕事(いきがいになる仕事) 食=食育的に 住=広さ 育=教育(疎かになっている、なぜなら学校を避難所にしているから。海外では避難所は学校に設置しない) 連=コミュニティ(つながりの回復) 治=政治(自分たちのことは自分たちで決める)
地区防災の取り組み

タイムラインの取り組み

高齢化社会への取り組み

関連死を減らすには
本来ならば避難所は1週間・仮設は2年が原則
が
実際には避難所生活は6ヶ月に、仮設住宅では8年にもなっている
避難所に行かずに自宅で生活できるような対策(耐震等)
が必要
子供の教育にも仮設が長くなれば教育の低下がある
(反抗期の子供が狭い仮設で親と1日顔を突き合わせていると→外に出ることが多くなる→勉強する時間が減る→学力低下)
1時間のセミナーをまとめてみました。
めちゃくちゃ勉強になりました。
最近は防災の勉強をする機会がへっているので新しい情報・知識を学ぶ機会になりました。
また各ブースでも色々な展示が行われていました。


色々学ぶことが出来ました。