コープこうべのコープ委員になって早3ヶ月。
色々な勉強会があり参加しています。
その中で今一番気になる「食中毒」についての勉強会がありました。
暮らしの中で一番怖いのがこの「食中毒」
これから梅雨の時期になり、じめじめして、気をつけなければいけない時期になります。
食中毒は進化しています。
細菌による食中毒の中で半分以上を占めているのがカンピロバクターという菌です。
(近年カンピロバクターによる食中毒が増えています。生肉、大半は鶏肉から感染します。現在の技術では市場に出る食肉のカンピロバクターを完全に除去することは困難とされています。少量の菌でも感染を招くことがあります。潜伏期間が数日から1週間程度と長いので原因がわかりにくいことが多いです。)
1年を通じて食中毒になるものの要素も違うので十分に注意する必要があります。
自然毒の原因はきのこ(死亡する確率が高い)
素人には判断がしにくいので十分注意する必要があります。
鶏刺しや生レバーなど肉の生食はやめましょう!
新鮮な食肉にも食中毒菌は高確率で存在します。(特に市販の鶏肉では数十%から食中毒菌が検出されています。)
生食用の卵は期限表示を確認し、食べる直前まで冷蔵庫(10℃以下)で保管しましょう
弁当などに卵料理を入れる場合には、半熟の部分がないよう十分に加熱しましょう。
卵を割ったボールや皿は使い回しをせず、使用後は熱湯などで十分に消毒しましょう
※菌は冷蔵庫では死なないし、低温で増殖できる食中毒菌もいる。
食中毒にならないための対策をきちんととる。
食中毒予防の3原則
(1)付けない
1、とにかく手洗いをきちんとする。
2、箸を介して感染することを予防するためにバーベキューなどの肉を焼くときには、「肉を焼く箸」「食べる専用の箸」を使い分ける。
3、まないた、包丁などの調理器具はしっかりと洗う。
4、野菜、魚も綺麗に洗いましょう。
※食品に菌をつけないために手や調理器具はしっかりと洗い、食品は包んで保存しましょう。
(2)増やさない
1、作った調理は早めに食べましょう。
2、作った料理は室温状態での保存は避けましょう。
3、冷凍した食品は室温で解凍せずにレンジ、流水、冷蔵庫で解凍しましょう。
※庫内の温度が上がると菌の増殖が始まります。
※室温に長時間放置すると眠っていた菌が増殖を始める。
(3)やっつける
1、食品は中心までしっかりと加熱しましょう。
2、残り物を温める時もしっかりと加熱しましょう。
3、調理器具や冷蔵庫は定期的に洗浄、清掃を消毒しよく乾燥させましょう。
※食品の中心部まで75℃で一分間以上加熱しよう!これで殆どの食中毒菌は死にます。
※特にまな板は包丁のきず目に細菌がたまりやすい。熱湯消毒をして、日光にあててよく乾かすこと
また食中毒予防の6つのポイントがここに載っていますので是非ごらんになって知識を身につけましょう。
Q&A
食品を加熱すれば食中毒は防げますか?
加熱してすぐ食べればほとんどの場合は大丈夫ですが、黄色ブドウ球菌の作る毒素のように、100度で30分加熱しても元気でいる菌もいます。加熱は有効ですが絶対ではありません。
冷凍室と電子レンジを使っていれば食中毒は心配ない?
冷凍庫では菌は眠った状態ですが死んだわけではありません。注意しなければいけないのは解凍するときです。電子レンジで温めてすぐに食べるような場合はまず大丈夫ですが、常温で自然解凍していると菌が繁殖する恐れがあります。なお、電子レンジの電磁波に殺菌効果があるかどうかは証明されていません。
缶詰や瓶詰め、真空パックの食品は安全ですか?
食品衛生法を守って作られる缶詰や瓶詰めであれば大丈夫です。真空パックはこうした規定がないので安全とは断言できません。
においや見た目で食中毒を起こす食品が見分けられますか?
食べ物が傷んでいなくても菌が存在していることがありますから見分けはつきません。
ジメジメした日が続くと体調もすっきりしません・・
そんなときに食中毒になったら大変!
食中毒の原因、予防をしっかりと覚えて、ジメジメ時期を快適に過ごしましょう。
2008年06月15日
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