先月末に友達から「年に1度の大イベントがある!」
とお誘いしてもらって行って来たのは南あわじし市志知にある”鶴来窯”
この日は年に一度の大きな登り窯に薪で火を入れて丸4日間焼き通す日。
使う薪は約15トン!
窯の両サイドに積み上げられている薪をほとんど使うとか。。
火加減を見ながら薪を入れていき、急に温度を高くすると焼き方に影響があるので、時間や、薪の種類など温度計を使わずに上手に火加減をしながら焼いていく。
夕方に行って一度晩御飯を食べに出かけてまた11時頃戻ってきて登り窯の最上部から炎が出るのを見てきました。
合間に今までの”伊賀焼”の作品を見せてもらいました。
友達は何度も来ていて素敵な作品室を見せてもらいました。
なんとも神秘的な雰囲気を持つ部屋。。
釉薬を一切使わず土と温度で綺麗な色の器を作っているそうです。
作品室はたくさんあり、それぞれの部屋にとっても素敵な焼き物がいっぱい!
友達も何度来ても飽きないと。。
工房の名前は”鶴来窯(かくらいがま)”
名前の由来は窯の裏山が「その昔、イザナギ、イザナミの大神様が淡路島をお創りになった後、淡路に降り立つ際には鶴に姿を変えて飛来し、立ち寄った」と言われる山として古事記に記されていると聞き、その内容の神秘性と音の響きの美しさから窯の名にしたそうです。
色々な器があったけれど、私が気に入ったのは作品室の入り口に飾られていた花器。
素敵な緑色を出しているこの花器が私を興味のなかった陶芸や焼き物に魅了させる。
今はまだ子供も小さく大切な1点ものの焼き物を飾ったり使ったりすることはできませんが、もう少し子供が大きくなると前田さんにお願いしてこの花器のようなものを作ってもらおうと思います。
夜11頃から両サイドの小さな口から薪を入れて手前から1室、2室と火力を強めていく。
薪の切り口から赤い汁のようなものが出てきている。
これがいい薪だとか。。
ちょっとぶれてるけどわかるかな。。
窯の最上部から炎が!!
何室もある窯の中を酸欠状態にもっていき、サイドから入れる薪の火力で最上部まで火が送られる。
これは去年友達が昼間に見た火登り。。
丸4日間しっかりと計算されて時間、薪の量、質などによって作られる”伊賀焼”
焼きあがった作品を見に行って来ました。
窯の中に焼きあがった器が。。
ところ狭しと置かれている。。
焼き物は重いと思っていたけれど、とっても軽いものがありました。
このコップなんて本当に壊れそうなぐらいに軽かった。
表面のブツブツのあるもの、とってもツルツルなもの、色も様々。。
本当に素敵なものがいっぱいでした。
来年もまた火入れを見に行きたいなぁ。。
今年も沢山の人が見に来ていました。
一番の見どころはやっぱり最上部から炎がでる時かな!!
見学できるので是非行って今年の作品を見てきてください!
鶴来窯
南あわじ市志知中島626
TEL/090-7110-6987(見学要予約)
10:00〜20:00
不定休
2013年03月08日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック