に参加してきました。
基調講演は兵庫県立大学減災復興政策研究科の紅谷昇平氏でした。
テーマは”災害から地域・家庭を守るために”
2018年の災害(30年豪雪、草津白根山噴火、大阪北部地震、西日本豪雨、猛暑、台風20号、21号、北海道胆振東部地震)のそれぞれの特徴説明
防災の”当たり前”ウソ・ホント
地震でなぜ命を失うのか?
地震×社会の弱さ=災害
地震(自然災害)
災害(被害)
社会の弱さ(脆弱化)
命を守るための3つ段階
@地震直後・・・・壊れた建物や倒れてくる家具の下敷きにならない(予防対策)
A直後〜3日後・・・火事や津波から避難する・倒れた建物から救助され、治療を受ける
B3日後から・・・一定水準の避難生活をすぐす(関連死を避ける)・避難者の特性に合わせた支援を受ける
地震に対して、家庭・地域ができること
1,地震直後の犠牲を防ぐ
(耐震改修を実施する、家具の固定、配置を変える、ブロック塀・看板・自販機など道路の危険物を地域で取り除く)
(緊急地震速報は震源に近い場合や内陸直下型地震の場合はあまり効果がない(P波・S波の到着時間の差を利用しているため)期待しすぎない)
2,地震後の安全な場所へ避難する
(避難場所を確認しておく(地震と水害は安全な場所が違う!・地域で火災を出さない、広げない・生き埋めになった人を救出する(地域で安否確認と声掛け、ご近所さんを知る、必要な機材を用意する)・力を合わせて避難する
☆停電時には一般家庭の固定電話は使用出来ない(電気を使わないものは使える(昔の電話))なので
公衆電話の場所を把握しておく
3,避難生活を改善する
(建物が大丈夫でも電気・水道・ガスが使えないと生活できない、懐中電灯や食料・水・日用品・カセットコンロなどの備蓄があれば自宅で生活できる)
水害の災害リスクを知る(水害への備え)
水害ハザードマップは自宅だけではなく、通勤・通学路や普段の生活でよく行く場所もチェックしておく
水害は事前に大雨注意報や警報などが出るので本来は気をつけていれば逃げれる災害
危ないと思ったらできるだけ早く避難する
大雨で水があふれ始めたら外出せずに2階に。
土砂崩れ、強風・突風などで飛ばされてくる危険物にも注意
防災対策のこころのカベ
イヤなことは信じたくない(認知的不協和)
生活はいつもどおりのはず(正常化の偏見)
周りに合わせてしまう(集合的無知)
経験のプラスとマイナス効果(プラス=昔の津波でここは被害が大きかったので早く避難しよう マイナス=昔の地震でここまで津波が来なかったから避難しない)
なぜ”避難できないのか?”正しく判断することの難しさ
人は考えることを避ける(めんどくさい)
簡単なようで正しい判断、行動をとることは難しい
何度も訓練して、考えなくてもすぐに安全確保・避難ができるようにする
防災を対策から文化に
一度始めた訓練・対策を継続し、住民の意識や地域の文化として根付かせるためには10年以上かかる
毎年同じ訓練でも継続していくことが大切
講演会の後は阪神北地域の防災活動紹介
阪神北地域の防災士の団体紹介、交流がありました。
伊丹防災士の会では
簡易トイレの展示がありました。
避難グッズの重さ
要るものを合計してリュックに背負うとどのぐらいの重さになるか?
防災関連の講演会等に参加して最新の情報を入手したり、防災つながりを深めたりしていきたいと思います。
訓練も情報も自分で動かないと手に入りません!!
意識を高めるために日々アンテナを張っていましょう
2019年01月22日
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